使った事のないサービスを利用する時、やはり気になるのは料金。
できれば安くところにお願いしたいはず。
ここでは家事代行サービスの料金相場をご説明していきます。
2017年の家事代行サービスの料金相場
まず、2017年現在の家事代行サービスの料金相場は、
4,500円 ~ 8,000円(諸経費を除く)
となっています。
けっこう高いなって思いましたか?
これでも、料金相場は低くなったほうなんですよ。
リクルートワークス研究所の2013年の調べでは、
東京の1時間あたりの料金相場は、3500円~5000円。
ほぼ全ての家事代行業者の最低利用時間は2時間が基本なので1回あたりの料金相場は
7,000円 ~ 10,000円
という事になります。(交通費等の諸経費を除く)
でも、2017年現在では、家事代行サービスの認知度向上で新規事業者が続々と参入してきており、低価格でサービスを提供する会社も次々と登場しています。
低価格で質の高いサービスを提供している、2014年に創業の”Casy”という会社の場合、
1時間あたり2190円
という業界最安値水準でサービスを提供しています。
1回あたりの利用料金は4,380円(税抜)という事になります。
また、ドラマ「逃げ恥」の家事代行サービスの監修を行ったベアーズという会社の場合、
1時間あたり3900円(2時間利用時の時間単価)
1回あたりの利用料金は7,800円(税抜)という事になります。
(この金額の高さは、業界ではトップクラスに入ります。)
金額は他社より少し高いのですが、質の高いサービスを提供しています。
たいていの家事代行業者は、この価格帯で金額を設定しています。
ですので、2017年現在の料金相場はおよそ
4,500円 ~ 8,000円
という事になります。(諸経費を除く)←この「諸経費除く」がくせ者なんです。
サービス利用料金以外にかかるお金
実はこのサービス利用料金以外にかかるお金があるのです。
それが、交通費や鍵預かり料金です。
(この費用がかかることを知らずに、あとあとトラブルになるケースが多いです。)
サービス利用1回あたりにスタッフさんの交通費がかかります。
交通費は900円に設定している業者がほとんどです。
そして、不在時にサービスを依頼したいときには、担当のスタッフさんに鍵を預けなければなりません。
その鍵の保管料がかかります。ちなみに、この保管料は月額です。
この保管料に関しては、980円のところもあれば、400円くらいのところもあります。無料という何ともありがたい業者もあります。
【1回あたりの利用料金】
この3つの料金を足し合わせた金額が、実際に支払う利用料金なんです。
それでは、諸経費を含めた料金相場はいくらなのか計算してみましょう。
- 交通費を900円
- 1回あたりの鍵の保管料は約170円
( 鍵の保管料は400円と980円の間をとって690円。
保管料は月額なので、月に4回(週1回)依頼すると想定しました。)
二つの金額を合計すると、サービス利用料金のほかにプラス約1000円の諸経費がかかることになります。
よって、この諸経費を考慮した2017年現在の1回あたりの料金相場はおよそ
5,500円 ~ 9,000円
という事になります。
諸経費を含めてこの金額ですから、2017年現在さまざまな企業が家事代行業界に参入した結果、低価格化が進んだのでしょう。これは利用する側にとっては、とてもうれしいですよね。
家事代行サービスに、1回あたりに払っても良い金額
でも、この料金相場って、利用者から見たら妥当な料金相場なんでしょうか。
実際は少しかけ離れているんです。
家事代行サービスに対して、1回あたりに払っても良い金額を、2014年に野村総合研究所がインターネットでアンケート調査したところ
3,000円 ~ 5,000円未満
との回答が最も多かったとの事です。
価格の安い業者Casyに依頼する場合、交通費も入れると1回あたり(2時間)の利用金額は、5,431円(税込)。
現状では、アンケート調査結果の“ 払っても良い金額 = 5,000円未満 ”を若干超えてしまいます。
払っても良い金額と、実際にかかる金額は、ここ数年でサービス提供料金が安くなったとはいえ、まだ開きがあるのが現状です。
もう1割くらい安くしてもらえると、利用者としてはありがたいですよね。
まとめ
2017年時点での、諸経費(交通費等)を含めた料金相場は
5,500円 ~ 9,000円
となっています。
利用者側としては、2割ぐらい料金相場は下がって欲しいところ。