【徹底解説】革ジャンにカビがっ!クリーニング出す前にやるべきお手入れ方法を紹介

「ひさしぶりに革ジャン出したら、カビがぁぁぁ・・・・・。」

これ、革ジャンやレザージャケットを持っている人なら、誰しも経験あるのではないでしょうか。

ここでは、革ジャンにとって大敵なカビの落とし方やカビを生えさせないようにする保管方法をご紹介します。

カビができる主な原因はこの4つ!

革ジャン・レザージャケットには、カビが生えやすい条件が、”これでもかっ!”ってくらい揃っているんです。


革には、カビの栄養となる「植物タンニン」や「動物性油分」が含まれている

植物タンニンとは、植物の中に含まれるポリフェノール化合物の一種のことです。

皮をなめすときに使用します。ちなみに、「皮」が腐敗したり、乾燥したりしないようになめし加工したものを「革」と呼びます。

このタンニンや、皮自体が持っている動物性油分が、カビの大好物なので、カビが発生しやすくなります。


着ているときに付着した皮脂や食べ物、飲み物のカスもカビの栄養となる

これは、当然ですよね。こういった食べ物のちょっとした残りカスが革ジャンに付いてしまうと、そこにカビが発生します。


塗りすぎたメンテナンス用オイルもカビの栄養となってしまう場合がある

メンテナンス用のオイルもただ塗ればいいというものではありません。適量があるんです。

革ジャンに塗るオイルには”ミンクオイル”が有名ですが、ミンクオイルは動物性の油で油分がとても強いので、塗りすぎることでカビの原因になってしまいます。


吸湿性の良い革には、水分も適度に含まれている

植物性タンニンでなめされた革は、吸水性が幾分高くなるので、空気中の水分も吸収します。

すると、この水分と革にある栄養分などを利用して、カビはどんどん成長し増殖していきます。

このような条件がそろうと、カビが非常に生えやすい環境となります。

このカビを気付かず、そのまま放置しているとカビの菌糸が革の内部奥深くにまで、根をはってしまい、完全に取り除くのは非常に難しくなってしまいます。

そして、菌糸や胞子が奥まで入り込んでしまったカビは、表面を拭ききれいに取り除けたように見えてもまた発生してきます。

またカビは、黒色の色素(メラニン系色素)やカロテノイド系色素といった、色素を出すので、革ジャンの色も落ちてしまいます。

除去が遅れてしまうと、カビ跡が白くなってしまいます。こうなると、色補正などしないと、着ることができなくなってしまいます。

ですので、革ジャンにカビを発見したら、すぐさま速攻で取りましょう。

それが革ジャンのためであり、あなたの財布のためでもあります。

白カビ&緑カビなどの落し方・お手入れ方法を紹介

軽度のカビ

表面上にできた比較的新しいカビなら水ぶきで落とせます。

水で濡らした布を硬く絞って、優しくそっと拭きます。強くゴシゴシすると、革を傷める原因になります。

また、 またツヤのある革の場合、硬く絞った布でもツヤがなくなることがありますので見えない部分で変化が起こらないことを確認してから処理してください。

その後、カビがあった場所に風が当たるように、1日くらい陰干しして下さい。

中度以上のカビ

革の表面にだけでなく、内部に少し侵入したカビに対しては、

  1. アルコールやエタノール
  2. クリーナー
  3. 重曹

などで対処しましょう。

アルコールやエタノール

まず、「エタノール」はエチルアルコールの国際化学命名法での呼び名です。

なので、「エタノール」は「アルコール」の一種です。エタノールとアルコールは同じものだと考えて下さい。

では、このエタノールでカビを除去できるのか。

カビの殺菌効果はバツグンですが、カビが作る色素は落とせません。

ちょっと前でもお話ししましたが、カビは色素を出しますので、色が変わってしまいます。その色素は、エタノールでは落とせません。

よって、中度以上のカビの項目で紹介していますが、エタノールは軽度のカビ発生初期段階には、非常に有効であります。

ですが、


アルコール(エタノール)消毒液は、たんぱく質を分解して取り除いてしまうので色落ちの可能性が高いです。

ですが、革専用クリームで動物性油分(たんぱく質)を補ってあげると、ツヤも戻ります。

【このエタノールで落す際に必要なもの】

  1. 乾いた布…2枚
  2. 消毒用エタノール(80%)…適量
  3. 皮革用クリーム(ミンクオイル)…適量

消毒用エタノールは、濃度80%程の「消毒用エタノール」を使用して下さい。

濃度99%の無水エタノールでは殺菌効果はありません。また、キッチン用の消毒用エタノールがありますが、濃度が50%前後と低いため革製品のカビ除去には向いていません。


カビを拭きとりましょう

乾いた布にエタノールを付け、表面に付いたカビを残さずに拭き取っていきます。
直接、革にエタノールを付けると色落ちしてしまう可能性があるため絶対にしないで下さい。

布に付けた上で革ジャンの目立たない箇所で一度試して拭いてみて下さい。あまりに色落ちが激しい場合は、中止しましょう。

また、一度拭いた布の部分には、カビが付着しているため、その部分で他の箇所は拭かずキレイな箇所で拭きましょう。


水拭きしましょう

もう一枚の新しい布を水で濡らし、水拭きをしましょう。


乾燥させましょう

風通しの良い日陰で十分乾燥させましょう。日の当たるところでの乾燥は決していけません。日焼けして、革ジャンの色が変わってしまいます。


クリームを塗ります。

動物性油分を補給するために、皮革専用のクリームをカビがとれた箇所に塗りこんできます。

ただし、塗りすぎは禁物です。クリームの油分を栄養として、またカビが発生してしまいます。

クリーナー

エタノールではなく、皮革専用のクリーナーでカビを落す方法もあります。

カビの除去率は、エタノールと変わりはありません。こちらは革専用のものなので、色落ちの心配は、ほぼありません。

【このクリーナーで落す際に必要なもの】

  1. 乾いた布…1枚
  2. 皮革用専用クリーナー…適量
  3. 皮革用クリーム(ミンクオイル)…適量


カビを拭きとりましょう

カビ取りクリーナー液を乾いた布にしみ込ませ、カビの発生した部分を軽く拭きとってください。
一度でカビが取れない時は、2、3度繰り返してください。


使用方法はこんな感じです↓


きちんと乾燥させましょう

この後に塗るミンクオイルをより浸透させるために、カビを取り除いた箇所は、きちんと乾燥させましょう。


皮革用クリームを塗りましょう

十分乾燥させた後、ミンクオイル等で、カビを取ったところに栄養を補充してあげましょう。

エタノールのところで紹介したクリームなどを使って、動物性油分を注入しましょう。

重曹

重曹もカビを落す作用があることで知られています。

主に、浴槽や台所やシンクなどでのカビ対策として使用されることが多いと思います。テレビでもよく紹介されていますよね。

カビは、カビ菌の細胞はタンパク質、脂質、糖質、酢酸などの化合物が集まってできています。

なので、重曹にはカビの漂白効果はありませんが、弱アルカリ性によってタンパク質を緩め、カビの働きを弱めてくれます。

ここで、この重曹を使用する上で知っておかなければならないポイントがあります。

それが、重曹には研磨があるってこと!

なので、もう想像がつくと思いますが、他のサイトで紹介されている「水100ccに重曹小さじ1杯を混ぜた重曹水」を作って、それでカビを取ろうとすると、、、。

革ジャンに細かい傷ができる可能性が高いです。

なので、重曹をつかったカビ落しはおすすめしません。重曹でのカビ落しは、お風呂場のカビだけにしましょう。革ジャンには絶対NGです。

カビの臭いを取りたいんだけど

天日干しはどう?

紫外線には殺菌効果もあるから、天日干ししたらカビとか臭いも取れるのでは?って考えますよね。

確かに、紫外線には殺菌効果があります。こちらの記事でも、黄色ブドウ球菌約8,100万個を含む水をしみこませた布を天日干ししたところ、1時間後には、0個になったという実験結果があります。

ただ、天日干しをしたいのは、革ジャンです。人間が紫外線に当たると日焼けをするように、革ジャンも動物の皮でできていますので、同じように日焼けします。

さすがに何カ月も天日干ししないでしょうから、このようになるとは考えにくいですが、数時間でも革ジャンに紫外線によるダメージが蓄積するのは確かです。

どうしても、天日干ししたい場合は、1時間程度にしておきましょう。

それでも臭いが消えない場合は、風通しの良い日陰のところに陰干しです。

革ジャンは、陰干しが基本です。

重曹って効くの?

重曹を小袋に入れて、消臭袋をつくれば、即席「臭い消し袋」の完成です。

ですが、この重曹の消臭効果が発揮されるのは、酸性のニオイだけです。

汗くさいスーツや下駄箱のニオイなどの酸性系のニオイには、効果を発揮します。
重曹は、弱アルカリ性なので、酸性との中和作用で消臭ができる仕組みです。

一方、カビは、酸性やアルカリ性などそのカビの種類によってさまざまなので、一概に重曹が効くとは言えません。

ただ、重曹は価格も安いので、試しに買ってみて、いらない靴下などに入れてやってみるのはいいかもしれません。


このように、カビではありませんが、革ジャン特有のニオイについては効果がありますので。
あと、重曹水を作ってスプレーするといいというのもありますが、


このように、消えない場合もありますので、注意が必要です。

また、重曹と水が混ざると、重曹によりわずかにアルカリ性を示し、水酸化物イオンというものができます。

これが、たんぱく質と一緒になり反応すると、たんぱく質の分解が始まります。

重曹程度のアルカリ性なら、問題はないかもしれませんが、重曹水を吹きかけることによって、革のたんぱく質がほんのわずかでも分解が始まるのは確かです。

自己責任でお願いします。

ファブリーズ

やっぱり、みなさんファブリーズかけている方が多いんですね。

でも、商品裏側に「革・和装品への使用不可」と記載されているんです。

革ジャンにファブリーズは絶対にやめましょう。

やるならせめて裏地だけで。

それでもダメならクリーニングに出しましょう

いろいろやったけど、やっぱりカビやカビの臭いが取れないって方は、プロのクリーニング店にお任せしましょう。

ヘタにいじると、革ジャンが傷む原因になります。となれば、クリーニング代+修理代もプラスされ高額になります。

最初から素直にクリーニングに出しておけば良かった…。という事だけにはならないようにしましょう。

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カビの予防&メンテナンス保管方法

梅雨の時期は、陰干し保管がベスト

梅雨の時期が、やはりカビが一番発生しやすいです。

なので、この時期は、クローゼットから出して光の当たらない風通しの良いところで保管しておくのが最適です。

クローゼットは、どうしても湿気が溜まりやすい場所なので。

ただ、この時、蛍光灯の明かりも注意が必要です。蛍光灯でも革ジャンは日焼けを起こします。

となると、衣類カバーをしても完璧に日焼けを防ぐのは不可能かもしれません。
遮光もしてくれる衣類カバーは、売られていないので。。

だとやっぱり、クローゼット…。

クローゼットで保管の場合は、除湿剤を必ず入れましょう。

その際は、”シリカゲル系”の除湿剤を置くようにしましょう。”塩化カルシウム系”除湿剤は吸湿して水を含んだ溶液が革に触れた場合、やけど状の縮みや硬化の原因になることもあるので注意が必要です。

この「水とりぞうさん」は、塩化カルシウム系の除湿剤です。こういったタイプの除湿剤は、塩化カルシウム系だと思ってい頂いてOKです。

吸湿して水を含んだ溶液が革にかかるヘマなんてしないと言う方は、これでも問題ありません。

シリカゲル系で、上の水とりぞうさんみたいなのは、販売されていないのですが、こういった形のものが購入できます。

小さいビーズ状の物です。

いらない容器にこれを入れて、湿気を吸い取って玉がピンクになったら、電子レンジで温めて再利用可能ってやつです。

これなら、容器に水が溜まることもありませんので、革ジャンにとっては安心ではあります。

衣類カバーは、ビニールカバーの場合、通気性も悪く中に結露が発生するのでやめましょう。こういった通気性のある不織布カバーを使用するようにしましょう。

そして、定期的にクローゼットから出して、この不織布カバーも取った状態で、風通しのいいところで陰干しをしてあげましょう。

シーズンオフの保管前はオイルを入れ過ぎない

クローゼットに保管する前に、一度オイル塗っておこうと考える人もいるかと思います。

その時なのですが、オイルは入れ過ぎないようにして下さい。多めに塗りすぎると、その動物性油分がカビの栄養となり、夏場などにカビが発生してしまいます。

一度オイルを塗った後は、乾拭きをおすすめします。

まとめ

革ジャンをきれいな状態で長く着続けていくには、カビとの戦いは避けて通れません。

ちょっとでも気を抜くと、すぐにカビが生えてしまいます。

ですが、

  1. 除湿剤を使う
  2. 定期的に陰干し

この2点をするだけで、格段にカビは生えづらくなります。

あなたのその革ジャンに、きちんと風を当ててあげて下さい。そうすれば、カビの心配もなくなります。たったのそれだけですから。

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