こちらでは、「カナダグースやモンクレールダウンなどを自分で洗濯するのが危険な理由」を紹介しています。
カナダグースやモンクレって、自宅で洗濯しても大丈夫?
こう考える方も多いのではないでしょうか。クリーニング出さずに、自宅でキレイにできたら最高ですよね。
「カナダグースのダウンは、自宅で洗濯できるよ」と洗濯方法を解説しているサイトもいくつかあります。
でも、怖くないですか?
ダウンの洗濯失敗かな
羽毛が玉になった— 走る椅子 (@KIFUNEen) 2018年2月21日
ダウンジャケットを洗った
失敗した、
乾かない、洗濯遅かった、
洗濯ネットのチャック
故障
予想外💸出費で
大金欠病😩💦😅😭😢😫
ハハハハハ
開き直るしか
ハハハハハ
😅💸💸💸💸💸💸💸— にゃんこLove (@kazumiichizu1) 2017年12月12日
昨日は同僚と冬服の話ししてたんだけど、ほとんどクリーニング出さないで自宅で洗濯しちゃうとか。まあダウンも洗濯出来るんですけどね、できたら自分のだけでもクリーニング出したいな。失敗するのはいやだから・・ コートもクリーニングの方が安心ではありますよね(^^;)
— ざらざら (@zara_zara) 2017年4月15日
この方々は、カナダグースのダウンではないでしょうけど、失敗することって当然のことながらあります。
だって、カナダグースやモンクレールのダウンのクリーニングを断るクリーニング店があるくらいですから。
↓ここに、ダウンジャケットを家庭で洗濯する前に知っておきたいポイントが載っています。参考になるかと。
ダウンジャケットの洗濯について(東京都クリーニング生活衛生同業組合)
このように、洗濯する過程で気を付かなければならない点がいくつかあるのですが、それと同じくらい気を付けなければいけないのが、乾燥です。
きちんと乾燥させないと、際ツキ(きわつき)が発生しますよ。
ダウンのキルティングの縫い目部分に沿って濡れたようなシミが出来る現象のことです。

ダウンは、保温性を高めるために、生地密閉度の高い洋服です。ダウンの表面は、もちろんすぐ乾くのですが、羽毛が入っている内部は、乾きにくいです。
すると、水分や落としきれなかった汚れや洗剤が、逃げ場を求めて、縫い目部分に集中します。
そして、水分が先に乾き、乾き切らなかった汚れ成分が、縫い目に取り残されて、際ツキとなります。
乾燥機で乾かす場合も、高温で乾燥させると、羽毛の油分が無くなってしまい、ダウンの保温力が低下してしまいます。十分に気を付けて下さい。
また、ダンブリング乾燥といって、ダウンを回転させながら乾燥させる工程をやらないと、中の羽毛が絡まった状態のままとなり、ダウンのボリュームがなくなってしまいます。
ぺちゃんこ状態になってしまいます。こうなると、素人ではどうすることもできなくなります。
高級ダウンを自宅で洗濯する場合は、細心の注意を払って下さい。