家事代行サービスを利用しようと考えている人でも、サービスに関するトラブルなんかを聞いちゃうとやっぱり利用するのやめようかなー、と思いとどまってしまいますよね。
でも、どんなサービスにも多かれ少なかれトラブルは付き物。
ここではどのようなトラブルがあるのか、
そしてどんな点に注意すればよいのか、そのトラブル対策術をご紹介します。
この記事を読んで、家事代行ハッピーライフを送りましょう。
依頼内容を思ったとおりにやってくれないトラブル
2016年、日経DUALが読者を対象に行ったアンケートによると、家事代行サービスを利用したことのある人の約53%がサービスに対して不満を感じたことがあるとのことでした。
具体的な内容としては、
家事代行をお願いしてもそんなに満足いくサービスを提供してもらえないのかしら、、、ちょっと利用するのためらってしまうわね。
利用するのやめようかしら。
その気持ちよーくわかります。ただ不満を抱くには、スタッフの技量不足が原因の場合もあるかも知れませんが、それ以外にも原因があることが多いんですよ。
お金を払ってお願いするのだから、依頼する側としてはきちんと自分が想像していたようなキレイさ、満足のいく状態に仕上げてほしいものですよね。
それではなぜ、依頼者側と家事代行スタッフとの間でこのような状態になってしまうのでしょうか?
依頼者と家事代行スタッフとのコミュニケーション不足が原因
スタッフさんが依頼内容をこちらの思った感じでやってくれない、
この一番の原因は依頼者とスタッフとの十分なコミュニケーションの不足にあります。
例えば、
とお願いしたとしましょう。
2時間後のサービス終了時間となったとき、電子レンジはとてもキレイになっていたけど、いつもお願いしてるお風呂の掃除がまだ終わっていなかった。
スタッフ側は、掃除するのだからピカピカにするのは当たり前、と考えているので少々時間がかかってしまったが、依頼内容をきちんとこなしたつもりである。
一方
依頼者側としては、電子レンジも表面の汚れをざっと取ってもらうだけでよかった、なにもここまでピッカピカにしてもらわなくてもよかったのに。ありがたいけど。。。
毎回お願いしている箇所は、いつも通り掃除をしてもらいたかった。
なんてのは、”家事代行不満あるある” です。
このあと、ここでサービス終了となるのか、延長料金で対応するのか、もしくは無料でお風呂掃除までやってくれるかは、その家事代行業者やスタッフさん次第です。
このように掃除にとりかかる前に、スタッフさんとコミュニケーションをきちんと取ったつもりでも、
両者のわずかな認識のズレが生じていた結果
依頼者側は依頼内容を十分にこなしてもらえたとは思えず、家事代行サービスに対する不満が、どんどんたまっていくということになってしまいます。
自分がどのようにしてほしいのか明確に伝えよう
家事代行スタッフさんもプロと言えど、細かな指示を受けずにお客さんを120%満足させるのはやはり難しいです。
定期サービスをもう3年近く利用しています、スタッフさんとはもう長い付き合いですね。なんて状況なら、言わなくてもして欲しいことに気づいてくれるのかも知れません。
しかし、サービス利用の間もない頃は特に、自分のしてほしいことをはっきりと伝えないと、スタッフさんもお客さんを十分に満足させることはなかなか難しいです。
ですので
- どの箇所を掃除して欲しいのか
- どの程度キレイにして欲しいのか
上の内容をきちんと伝えましょう。
例えば
その他に今日は、電子レンジもお願いします。電子レンジの掃除をお願いするので、今日はリビングは掃除機を掛けなくていいです、クイックルワイパーでさっとホコリを取る程度で大丈夫です。
という風に、具体的に自分がどのようにしてほしいのか伝えましょう。
少し面倒に感じるかもしれません。
ですが、このひと手間が
スタッフさんが依頼内容を十分にこなしてくれないという不満解消!
家事代行サービス最高!
につながります。
連絡ノートをうまく使おう!
連絡がうまくいかないのは、やはりストレスになりますよね。
在宅の時であれば、作業開始前にお願いしたいことを口頭で伝えればいいのですが、問題は不在時。
そこで、不在の時は連絡ノートをフル活用しましょう。
連絡ノートとは?
おもに不在時、サービスを利用する場合に使われます。
今日はどこの掃除を行ったのかなど、家事代行スタッフさんがその作業内容を記入するノートです。
依頼者が帰宅後このノートを見ることにより、今日はどんな作業をしてくれたのか確認できます。
また、この連絡ノートに ”今日はどこどこを念入りに掃除をお願いします”などを記入すれば、自分が不在の時でも、スタッフさんにやってもらいたいことを伝えることができます。
定期サービス利用時に、業者側がこのノートを用意してくれます。
- 家事代行スタッフとのコミュニケーション不足を解消を試みる
- 自分がどのようにしてほしいかをきちんと伝える
- 連絡ノートをフル活用
以上のことを行っても、まだなおストレスがたまる、なんか違うんだよねとお感じでしたら、スタッフさんとの相性が合わないのか、その方の技量不足です。
会社側に連絡してスタッフさんの変更をお願いしましょう。
無料で変更をしてくれます。
料金トラブル
お金に関するトラブルは、絶対に避けておきたいもの。
事前にどんな料金トラブルがあるのかを把握しておきましょう。
キャンセル料
このトラブルは本当によく聞きますよね。
突然のキャンセルは、キャンセル料が発生します。
- サービス前日の17時までにキャンセルの連絡をすれば、キャンセル料は無料
- 当日のキャンセルはサービス料金の全額を支払い
または、
- 2日前ならキャンセル料は無料
- 前日はサービス料金の半分を支払う
- 当日のキャンセルはサービス料金の全額を支払い
など、業者によって本当にさまざまです。
ここは皆さんが気になった業者はどうなのかきちんと確認しておきましょう。
交通費&鍵預かり料金
”そんな料金、聞いてなかった!”
第一位がこの交通費と鍵預かり料金です。
これは、
で詳しく説明してあります。そちらをご覧下さい。
物の破損トラブル
スタッフさんも作業中には、細心の注意を払って作業を行いますが、作業に集中しすぎて、ごくまれにではありますが、物を壊してしまうことがあります。
この場合、もちろん家事代行業者が補償します。
この補償を円滑に進めてもらう為にも、きちんと補償をしてもらう為にも、損害賠償保険に加入している家事代行業者を選びましょう。
この損害賠償保険への加入は、お客さんのことをしっかりと考えている業者であれば当然のことです。
保険に加入していない業者には、決して依頼しないようにしましょう。
必要な物を誤って捨てられてしまうトラブル
こちらもごくまれにではありますが、床に落ちていた会社の会議資料を、いらない資料だと勘違いされてしまい捨てられた、との報告が国民生活センターにありました。
捨ててもよいものなのか確認をしなかったスタッフ側の完全なミスですが、こういった事態を避けるためにも、大事な資料などはきちんと引き出しの中に入れておきましょう。
まとめ
ここまで読んだら、やっぱり家事代行サービスを利用するのやめようかなとお考えではないでしょうか。大丈夫ですよ。
- 簡単な指示でスタッフさんに任せっぱなしにだけはしないようにしましょう。
- キャンセル料、交通費、鍵預かり料金がかかります。
- 損害保険に加入している業者を選びましょう。
- 大事な書類などはきちんと引き出しの中に入れておきましょう。
上手に使えば、家事代行サービスはお金を払うだけの価値のあるサービスです。
上の4点をきちんと把握して、トラブルのない家事代行生活を送りましょう。